先々週、ドイツのフランクフルトに行ってきました。気づけばすでに10日経っているのが心底恐ろしいです。時差って怖い。(関係ない)
約2年半ぶりの海外、ヨーロッパを訪れるのは実に4年ぶり。コロナ禍になってからは初の日本出国です。もっと感慨深くなるかな、手続き等大変かな〜と身構えていたのですが、意外とそんなことはなく。笑 すんなりと行って帰って来れて、でも驚くほどの情報量となんと表現していいか分からない、カルチャー?社会状況?巡り合わせ?のショックを詰め合わせてプレゼントのように受けとった数日間でした。帰国してからの10日間、時差ボケと疲れからも回復し、色んな人に話を聞いてもらってようやく感情が整理できてきたので、これからゆっくり書き残していきたいと思います。
そもそもなにをしに行ったの?
2022年5月14日、15日の2日間、ドイツ・フランクフルトのDeutsche Bank Parkで開催されたヨーロッパ初のメガKPOPフェスティバル「KPOP.FLEX」という音楽フェスイベントに、応援しているENHYPENが出演する、しかもそれがコロナ禍デビュー後初の海外公演であるということで、それに参加するために行ってきました。つまり、コロナ禍初の海外旅でもあり、オタク・ファン界隈の用語で言うところの「現場遠征」でもありました。*1
そして、2020年11月のデビュー、コロナ情勢でビジネスや留学ビザなしには渡韓が難しい状況が2年以上続いている中で、彼らと韓国以外に住むファンにとっては、初めて対面することのできる機会でもあった。だから行くことにしました。
結果、行くことができて本当に良かった。心の底からのグッジョブを3ヶ月前チケットを取った瞬間の自分に贈ります。どんなことが起こるのか、3ヶ月前の自分にも、彼らを好きになったばかりの2020年8月の自分にも教えてあげたい。それはどうやら無理なので、未来の私が救われるように出来るだけ鮮明に書き残しておくことにします。
「実際にどうだった?」に対する回答
私がこの約1年9ヶ月、どんな感じで彼らを追っていたか知っている友人たちは皆「実際に観て、会えて、どうだった?」と聞いてくれるのですが、なかなか期待をしてくれるようなテンションでは回答できず。笑
不思議と、初めて実際の彼らを見た感慨深さのようなものもステージが始まる前の緊張もあまり無かったんですよね。ただ、今まで画面越しに見ていたままの姿形、仕草、声で目の前のステージに立っていて、4万人の観衆とそこから発せられるエネルギーを前に表情も声もどんどん熱っぽくなっていく様子を見て、実際のステージパフォーマンスをこの目で観て、その事実にとてつもなく感動しました。事実として、デビュー以降、数万人単位の視線が自分たちに直接的に注がれることも、マスク無しで歓声を受けることも彼らにとっては初めての体験だったわけだけど、その目に映った4万人のなかの1人に自分が居られたことが、後から後から胸を苦しくしています。実際にその場に居たときはとてもふんわりした心地だったんだけど。
行く前から分かっていたし、帰ってきてからより強く自覚したのだけど、私はやっぱり「現場に居たいオタク」なんですよね。グッズもあまり要らない、認知もしてくれなくて良い、一緒に追いかける友人も別にそこまで…と思っているが、行ける現場はひとつたりとも逃したくない。特に、ステージに立つ人間にとって人生の節目になるような、死の直前に走馬灯で流れるタイプのイベントには絶対に行きたい。…し、自分の記憶にも深く刻むことで、私側の走馬灯にもラインナップされてほしいと願っている。20代の頃、ライブで味わった強い感動だけを糧に数ヶ月生きてその積み重ねでなんとか人生を生きているなと自嘲して、自分のことを「夢を食べて生きるバクみたい🥲」と思っていたのをふと思い出しました。思い出せて良かったね。*2
そんなわけで、現時点で確実に私の走馬灯には入ってくるであろうこの2日間の出来事をまとめていきます。ここからはいつも通りの旅行記のノリで書いていくよ〜!単なる旅行記、遠征記として書いてしまう前に、さすがに感情の話をしておくべきでしょうと思ったので、これを「#1」とさせていただきます。
具体的な旅程の話は#2に続く。
ENHYPENを好きになって最初に書いた記事はこちら
旅の概要を先に見たい方はこちら
そこまで詳細を載せていないが、ポツポツ投稿していたTweetをまとめてます。