先週、もの凄いエンタメ体験をしてしまいました…
『Living Room MUSICAL スターのいるレストランvol.8 ぼくがここに』
渋谷・道玄坂に佇む「eplus LIVING ROOM CAFE&DINING」―「アーティストが友人を招きもてなすLIVING ROOM」をコンセプトに、食事をしながら、ドリンクを飲みながら、音楽・アートを楽しめるレストラン― を舞台に、ミュージカル俳優の皆さんが店員に扮して、店中をステージにして歌って踊って、素晴らしい音楽と共に最高の時間を届けてくれます。
「わたしの推し」こと 村井良大さん、
※好きなものや人やキャラクターは数あれど、「推し」というワードが世間認知を得てから本格的にのめり込んだ対象は村井さんのみなので、私が「推し」という言葉を発する時はイコール村井さんのことを指しております。特に覚えなくてもいいです、笑
の、出演が発表されてからこの作品(というかライブというか、大きくイベントと言ってしまうか、)の存在を知ったのですが、まずコンセプトが素敵!そしてお店の内装やお料理もとってもお洒落で心惹かれました。
数年前まで「スペースシャワーTV THE DINER」があったところだよね~あそこもゆっくり音楽を聴きながらご飯を食べられるので好きでした。ただ、現在の「LIVING ROOM CAFE&DINING」のほうが大人風味。
会場ゾーニングも凄く素敵で、まず正面真ん中にステージがどーんと構えていて、その前にテーブル席(扱いとしてアリーナ席エリア)、左側にBARカウンター、右側にリビングエリアが広がっていて、全体客席数も150~200席ほど、どの席に座っていてもステージが見やすい設計になっています。
会場図面(斜めから撮影ですみません…)。
こういう風に、360度全てがステージ!と言いますか、その席でしか観られない光景がある作品、大好きです。ステージ裏に居た日もあるのですが、キャストの出入りが観られてとっても楽しかった!
公式写真を見て頂いた方がイメージ伝わると思うので、こちらもどうぞ
お手洗まで空間美術が徹底されていて、思わず写真に収めてしまいました。 海外の劇場の楽屋ドレッサーみたいな鏡の下に香水瓶が並べられているの、心躍ってしまいません?
この素敵空間で、お酒と料理を楽しみながら、ミュージカル俳優が目の前でパフォーマンスをしてくれるの!想像しただけで最高じゃないですか?
個人的には、公演概要を観た時に、この間友人がNYにエンタメ修行に行っていた時に感動したとツイートしていたこちらのレストランのイメージに近いのだろうな~と想像していったのですが…
ウェイターが全員ミュージカル俳優のレストラン「STARDUST DINER」に!ステージで歌うのではなく、俳優が食事を運びながら、レジを打ちながら歌っているのが最高に楽しい!お客の食事に紙吹雪が入っても御構い無しなのもニューヨークならではなのでミュージカル好きは行くべき。#NYエンタメ武者修行 pic.twitter.com/3zguXqt0NN
— 広屋佑規@絶滅体験レストラン4/20開催! (@hiroyayuki) January 8, 2019
まさにこんな感じ!!!でした。
いえ、でも全てが想像以上で、キャストが通路を歩きながら(時にはお菓子を配ったり水を注いでくれたりしながら)歌い踊り、近さ1mの距離でお互い笑顔で握手やハイタッチをしたり、最後には乾杯までできたり!
明るい曲からしっとりした曲、ダンスナンバー、あとはちょっとした大喜利コーナーまで、2時間たっぷり全く観客を飽きさせない演出が詰まっていて、時間が進むに連れて会場の温度が上がっていくのが分かるんです。
大好きなあの曲、なんとなく聴き覚えがある曲、知らなかったけれど今回聴いて耳に残って今も離れてくれない曲…等々、ミュージカルソングが盛りだくさん!なので、少しでもミュージカルや音楽を好きな方は楽しめると思うし、なんだったら全く興味がないとしても楽しめてしまうのではないかな~と思います。それだけのパワーがあると思う。音楽にもキャストにも空間にも観客にも。
紙があるとついメモを取るくせがあり…気付くと毎公演終わる頃には真っ黒になってしまってるので、序盤のほうでで撮影しておいた比較的きれいなものを…笑 今回岡本さんと村井さんが居るので『RENT』曲が多めです。『RENT』からは「Rent」「One Song Glory」「I'll Cover You」、そして最後に「Finale B」。村井さんはマークではなく、なんとロジャー&エンジェル!
今回2/25夜、2/26昼・夜、2/27夜の全4回公演で、中日の26日が誕生日なのを言い訳にして全公演のチケットを取ったのですが(笑)、毎回1人で参加してるのに、休憩前の1幕が終わる頃にはテンションが上がってしまって、気付けば周りの方と楽しくお話をしてしまっていた。「これはエンタメのパワーだな~」と毎公演思い知りました。一般的な舞台でも公演前後で隣の方とお話をしたりしますが、ここまで打ち解ける体験はなかなかないですもんね。
特に思い出深いのが、2/26夜公演。隅のほうのテーブル席で大塚たかしさんファンのお2人とお隣だったので色々お話を聞かせて頂いていて。父よりも年上の男性と「スケジュールに舞台の予定が入ってると、本当に日々楽しく過ごせるよね」と盛り上がったのですが、年齢も性別も超えて同じ感覚を味わってるの、そういう人間同士がこうして偶然出会って一緒にお酒を呑めているの、なんだか本当に良い体験でした。
「そんな歳からこんな趣味を覚えてしまって、大変でしょ?」「でも知らない人生よりずっと楽しいよね」と、素敵な言葉をたくさん頂いてしまった。そうですよね。…うん、本当にそうなんですよ。
連絡先もお聞きしなかったけれど、多分大塚さんがLRMに出演される限りはいつか渋谷で会えるはず。千秋楽のコメントで「ずっと出演したい!」と仰ってたので、是非!お願いします大塚さん。
■ごめんなさい、せっかくメモが残っておりますので…
今回ゲスト出演の村井さん。公演中盤で約10分間ほど、大喜利コーナー(なのかなあれは…)を任されていました。私も勿論そうなのですが、過去に演じたキャラクターが登場すると会場の村井さんファンが沸き上がるためか、日に日にコーナー時間が長くなっていき…。各日なにを演っていたか手元にメモしていたのでちょっとまとめました。ついでにトークコーナー「まさこの部屋」のゲストも。
観ていない方にとっては「なんのこっちゃ!」だし、多分抜け漏れもある…すまんすまん。 (?)と表記しているところはなんと表現していいか分からないため、混乱の結果だと思ってくださいませ
至るところで、多分「ひゃぁ!」的な声をあげたか、あげないように口を押えて悶えてたかしたんですけど(村井さんファンならわかるよねこのラインナップみたら)、やっぱり『SHICIHON槍』のコールが滅茶苦茶楽しくね。(チャンス!)(ゲット!)の振りをやっている人はみんな同士!
…なんて思っておりましたら、最終日ロングver.にバージョンアップされた!!!
合いの手をキャストの皆さんでやって下さるし、福島正則を大塚さん(振りが完璧!)、加藤清正を岡本さんがやって、加藤嘉明の村井さんまで。ここだけのスペシャルver.に大興奮でした!
LRM演出家のろんろんさんもハマってる模様。
IKUSAはチャンス(チャンス!)
— ムジカモモジカ(岡本ろ) (@musicamomosica) March 3, 2019
討ち死にするのは怖いけど
HOUBIもゲッ(ゲッ!)
槍は折れても心は折れないー
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インパクトでかすぎて千秋楽からずっと回っています。
それがまた嫌ではない。すごい歌です。
まだ回ってるのわたしだけ?
キャスト、バンドの皆大丈夫ですか。
おやすみなさい💤
『戦国鍋TV』ミュージックトゥナイト、他の楽曲も物凄い耳馴染み力なので、ぜひ。是非ぜひぜひ…笑
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セットリストの序盤とカーテンコール、映画ラ・ラ・ランド『Another Day Of Sun』の「♪ it's another day of sun」部分のメロディに合わせて、「♪こ こ は 渋谷」と歌う部分、凄く好きです。
タイトルにも書いたのですが、この熱量、雰囲気、テンション、「ここはNYなのかな?」と錯覚してしまいそうになるんだけど、ここは渋谷なんですよ。それがもう、最高!
日本におけるミュージカル問題、色々なことが言われていると思うけれど、この熱がこの街で生まれているの、上手く言葉にできないけれど「本当に最高では!?」という気分です。もう本当、ミュージカルを好きな知り合いを全員連れて来たいし、特に好きじゃない方も連れてきたいよ。わたしが楽しそうにしているのを眺めながら一緒にお酒を呑んでほしい!笑
…というわけで、この先いろんな方をお誘いするにあたり「こんなライブだよ~」というのを事前に紹介する目的でブログを書いております。目的意識に溢れたブログです。
いやでも、今回の公演で一周年とのこと(おめでとうございます)、1年間でvol.8まできているという事は1,2ヶ月に一度はこの場に来れるということで、2019年、未来が明るいです。また生きる喜びを見つけてしまいました。
今回村井さんが出演されなかったら、多分リビミュに出逢うのもっともっと遅かったし、なんだったら気付けていないかもしれない。そう考えると、全ての出会いをもたらす偶然や、自分の中の好きなものを見つける感性に感謝ですね。
素晴らしいものを観ると、特にライブとか舞台とか同じ時に同じ場所に居ないと観られない素晴らしいものに触れられると、こんなに物や体験に溢れて選択肢が飽和した時代に、私たった一つのこれを選び取れて良かったなぁと泣いてしまう。
— 菜子 (@07250226no) February 25, 2019
何かを好きになるって奇跡だなぁ
25日初日、作品のあまりのパワーにくらくらとしてしまって、観終わったあと渋谷の街をふらふら歩きながらしていたツイート。我ながら良いこと書いてません?笑 やっぱり、その時その感情で出てくる言葉の力って凄い。
「あっ、私たぶん今後誘われるな」と感じたあなた、そうです。あなたです。連れて行くので覚悟をして下さいね。
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書いていることを見返すと、私あらすじ等々になにも触れてないですね!?あれ、これ伝わってるかな…と急に不安になりつつも、今回のあらすじを上手くまとめられる気がしないので、ここはプロのレポートをお借りします。
第4弾企画の際の公演レポートがSPICEさんにありましたので、こちらも参考にぜひ。(良い写真ばかりだ)
あ、あとですね。
公演中、全てのテーブルに山田元さん(こんなにお花が似合う男性いる?)が生けて下さった一輪挿しが飾ってあるんですが、最終公演後好きなものを選んで購入できるんです。これは毎回なのかな?
わたしも、こちらを頂きました。青とピンクの組み合わせ、それとチューリップが大好き。大事にします。
2019年2月、本当に本当に楽しいことが沢山あってなぜだか仕事も忙しくて(!)、それこそ月日が逃げるように、翻弄されていたらいつの間にか過ぎて、気付けば28歳になっていましたが、格別に良い時間でした。
年齢にこだわりはあまり無いけれど「28歳」にだけは思い入れがあって、その始まりをこんな気持ちで迎えられてよかったです。