ラグジュアリーホテルが好きだ。
地方出身だし庶民だし、社会人になるまではそんなものとは縁遠い生き方をしていたのだけれど、ホテル巡りが趣味のお姉さまと友人になり、また自分もいくつか体験するうちに自然と…という感じで、ここ数年は『高級ホテルを巡ること』が趣味のひとつになってます。(あとは確実に、『有閑倶楽部』と一条ゆかり作品への憧れもあるね…8割ぐらいの動機はそれだね…)
一条ゆかり『猫でもできる 異文化体験』より
上記の友人との出逢いもあり、2015年頃からアフタヌーンティーにハマったため、自然と定期的にホテルに足を運ぶように。www.entameism.com
*たくさん読んで頂いてありがとうございます。「アフタヌーンティー行ってみたよ!」報告も嬉しいです♡
こういう場所で撮った写真をSNSなんかに定期的にupしていると、たまに過剰反応をされることがある。具体的に言うと、「なんか危ない商売してるの?」とか「誰かに連れて行ってもらってるの?」とか…(今だいぶオブラートでふんわり包んだ表現をしてますよ笑)
そういう方に都度主張しているのが、「いや、ラグジュアリーホテルは宿泊以外のサービスはそこそこリーズナブルな、呼び水的なプランをいっぱい用意してますよ!」ということ。アフタヌーンティーの記事でも書いたけれど、モーニング、ランチコース、ブッフェ、アフタヌーンティーなど、探せば3,000~5,000円台のプランは沢山あります。これって、友人たちと夜にちょっとご飯やお酒を呑みに行くときの相場と大体同じだと思うのですよ。これに気付いてから私は、休日に友人と遊ぶときは、夜ではなく朝か昼になるように積極的に調整をしています。
(もちろん美味しいお店は別として)適当な居酒屋で飲むより、ホテルで美味しいものを食べて過ごしたほうが気分が良いじゃない週末は…!というわけで、今まで行った中で思い出深いところを備忘も兼ねて簡単に書き書き。アフタヌーンティーについては上記記事にまとめているのでそちらを見てね。
※私が訪問した当時のプラン・金額なので、あくまで参考程度にして頂ければと思います。最新情報はぜひネットで検索けんさくぅ!
*モーニング
■ザ・リッツ・カールトン東京【六本木】タワーズブレックファースト(¥4,500 税・サ別)
全員仕事が忙しい時期で、夜も休日も調整が利かず「いっそ平日朝会わない!?」と強行したんでした。こんな朝食食べたあとに出勤したからね…VIP出勤でしょう。
■パークハイアット東京【西新宿】ブレックファーストブッフェ(¥4,200 税・サ別)
これ26歳の誕生日当日に行ったので強烈に覚えてる…!このあと新宿バルトまで歩いて『LA LA LAND』観たんだわ一人で…刺さりまくって号泣したのを覚えてる。
あと、パレスとウエスティンも凄く良かった記憶があるけど写真を発掘できず…。生絞りジュースラブなので、ホテルブッフェはジュース類がぶわわっと贅沢に並んでいる光景に非常に興奮します。ただ、他の時間帯よりも「宿泊者優先」が徹底されていること、やはり朝ごはんなのでそこまでゆっくり長時間居続けるような雰囲気ではないこと、(そんなに騒ぐ子は見たことがないが)比較的子どもが多い時間でもあるので、「時間を気にせずゆっくりしたい」のモチベーションであるなら他の時間帯がいいかな?朝からそんなに胃が動かない人もいるだろうしね。(私は普段朝まったく食べないけど、こういう楽しみを入れてると胃が合わせてギアを全開にしてくれるタイプです。)
*ランチ・ティータイム
■ザ・ペニンシュラ東京【日比谷】ザ・ロビー シーズナルコース(¥3,300 税・サ込)
ペニンシュラのランチコース🍽
— 菜子 (@07250226no) June 16, 2019
前菜とメインとデザートまでしっかりついてて、何より生搾りジュースがフリーなので沢山飲めて嬉しい〜☺️💕
そしてお値段もリーズナブル。 pic.twitter.com/PhN9fFHYU1
コースももちろん美味しかったんだけど、何より生絞りジュースが飲み放題なのが嬉しかった~!なかなかランチタイムには無いですそういうプラン…!
■パークハイアット東京【西新宿】CAFFE デザートコース(¥3,500 税・サ込)
全部美味しいんだけど、デザートのみの4品コースは適齢上限がある気がする。(私は途中甘くてつらかった…20歳だったらたぶん笑顔でぺろりでした)そしてなぜかホテル外観を撮影していたこの日。
■ヒルトン東京【西新宿】マーブルラウンジ デザートブッフェ(¥3,950 税・サ別)
そこまで美味しい食体験が待ってるわけではないのに(ひどい)、エンタメ性が強くお誘いされることも多いので、何度か来てしまってるマーブルラウンジ。この「映え」の徹底化は凄いと思います。やっぱり若い女の子多いしね。そのため、ホテルの魅力である「丁寧な接客」とか「静けさ」は皆無なので、あくまでエンターテイメントとして行くのが良いよ…!(別に行けとは言いませんが、行く機会があったら是非おおらかな心で楽しんでほしい)
ランチやティータイムは「こうしなきゃ」の縛りが無い分、各ホテルの個性が大きく出てる気がする。別にホテルに限った話ではないですが、私はブッフェ<コース派です。なぜならそっちのほうが味が数段美味しいから…!何十種類も用意しなきゃな大皿料理と、数皿で完結する一品料理はやっぱり味のスタンスが全然違うよ。ブッフェも楽しいのでたまに行くけどね。そして一品ずつ出てくるコースのほうが「お世話をされてる感」があって、100%カスタマーでいられて休日感を感じるんですよね…。
*ナイトタイム
※ディナーコースは予算的に無理なので行きません(/・ω・)/
■パークホテル東京【汐留】アートラウンジ ハイティー(¥5,000 税・サ込)
しょっぱいものだけの3段トレイ萌え。アフタヌーンティーブームのおかげで、夜のハイティーを提供するホテルも凄く増えたので、ディナー時間もホテルに行きやすくなって非常に嬉しい。というかハイティーって、しょっぱいの+デザート+アルコール+食後のお茶がついてきたりするので、冷静に考えてコスパがやばいのです。渋谷の居酒屋とか行ってる場合じゃないよまじで!
■ハイアットリージェンシー東京【西新宿】バーオードヴィー フリーフロープラン(¥5,000 税・サ込)
前にもツイートしたハイアットリージェンシーのオードヴィーでとむさんと飲んできた☺️🍸
— 菜子 (@07250226no) August 10, 2019
本当にここはお得で、ちょっとしたお料理(前菜、フィッシュ&チップス、パスタ)とフリーフローで5,000円なの破格だよね👀(ホテルのBARって1杯1,000円くらいするので…)
どれも美味しくて軽く7〜8杯飲んじゃった💕 pic.twitter.com/VWKPDwqptr
西新宿の某ホテルのBar、
— 菜子 (@07250226no) March 23, 2019
このボリュームの盛り合わせと、スパークリング+好きなお酒2杯 計3杯飲めて、ちゃんとホテルっぽいラグジュアリーさがあって2,400円というおかしな設定のプランがあるので、誰か今度ご一緒して下さい。
プラン利用しなくても、確か20:00までハッピーアワーで🍸が半額…🥰 pic.twitter.com/hOo6ZuXMin
ここ、大好きなのです。フリーフローで5,000円、前菜+乾杯スパークリング+お好み2杯で2,400円のプランがあるんだけど、ここ普通にカクテル1杯1,400円~なんだよ…?税サ込みで1,664円が最低価格なのにこのプランが実現できる意味ちょっと分からないよな、私もわからないです。あまりに破格なので、私はここでカクテルの勉強をしてます。『ダージリンクーラー』がめっちゃ美味しいので皆様もぜひに!
■ザ・リッツ・カールトン東京【六本木】ラ・ブティック
取引先との飲み会のあとに連れてきてもらったよ~!今回はお支払いをして頂いてしまったので詳細な金額分からずですが、ケーキは1,000円前後くらいで、リッツってもっと物凄くお高いイメージがあったので「案外頑張ればいけるな…」とまた悪い知識を得てしまった。
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こんな感じで、非常にライトにラグジュアリーホテル沼の入り口できゃっきゃと遊んでいます。最初は緊張もしたし(何なら今も少しする)、心理的にも敷居が山のように高かったんだけど、実際には金額からも分かる通り向こうが敷居を全力で下げてくれてます。入口フルオープンです。毎回「この金額でこのサービスと料理を提供されていいの…?」と恐縮しながら感動し、非日常感に冒険心をくすぐられてます。買ったばかりの服とかついこの機会におろしちゃう!そう、『可愛い恰好をして出かける』というモチベーションづくりにもなるんですよ。本当にこの楽しさ、みんなに広めたいです。
いくつか行くと、自分の好みも分かってくると思う。「外資系のラウンジ(高層階)からの景色好きだなぁ」とか「クラシカルホテルの雰囲気が好き!」とか。私は暇なときはよく旅行サイトの特集ページを眺めてます。東京も地方も、海外のも見る。そうやって「ここに行ってみたいな~!!!」と惹かれるホテルを見つけては、お茶なのかご飯なのか宿泊なのか…良さげなプランを探しまくってます。 同じ系列のホテルでも、エリアによっても国によっても素敵度合いが全然違うし…ピンポイントで「ここに行きたい!」願望がどんどん生まれてきて困る…本当に沼なのでご注意を。
*余談(蛇足)*
ちなみに宿泊も…日本だともう金額的に「全然無理!」なんですけど、海外だとチャレンジしてます。
グアムのハイアットリージェンシーと、ハワイ・ワイキキのヒルトンは、前職の社員旅行で泊まらせてもらったことがあり(1年間浴びせられる無理難題を、3泊4日の旅行でチャラにしようとしている気配があった)
あと、昨年バンコクに行ったときは、自分でシャングリラバンコクと貴族の邸宅を改装したプラヤ・パラッツォというホテル(小舟で岸まで迎えに来てくれるの…!)を取りました。シャングリラはスイートにしたので、ホライゾンクラブがいつでも利用できて朝・昼・ティータイム・夜と、四六時中食べ物をもらえて天国でした。ずっとプールとの往復であんまり街に出なかった(笑) これが良いホテルの功罪だよね。バンコクは本当にホテル費用が安いので、そんな好待遇でも1人1万円ほどで受けられてしまう…。
■Shangri-La Hotel Bangkok
■PRAYA PALAZZO
バンコクでヤバすぎるホテルを予約してしまった……
— 菜子 (@07250226no) October 13, 2018
完全に一条ゆかりの世界…🌹☕✨ pic.twitter.com/WakID0DwXN
日本や欧米などのホテル価格が高いエリアではとても無理だけど(そもそもわざわざ泊まるメリットを感じないけど)、東南アジアではラグジュアリーホテルもびっくりするほどの金額で泊まれてしまうので、アジア旅行も積極的に計画していきたい。むしろ「このホテルに泊まるためにこの国に行く!」をしにいきたい。
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冒頭の話に戻るけど、仮に誰かに連れて行ってもらっていたらおそらく私はこんなにこの趣味にときめきを感じていなくて、かつ仮にそうだとしたら絶対にSNSに載せない(笑) テンプレート行為すぎるでしょ!
「自分のお金でする贅沢」だから、心の底から愛しているのです。これからも働くモチベーション&最上のリラックスをくれる場として、良いお付き合いを続けていきたいものです。